テニプリキャラの好きな本で読書会を主催してみた
こんにちは、ジェシーです。
皆さん読書会って参加したことありますか?
なんだそれという人のためにざっくり説明すると、皆で集まって読書関係の交流をしましょうよという会のことです。ただその形式は様々で、それぞれ自分の好きな本を持ち寄ってそれについて語り合う会もあれば、課題本を読んだ上で話をする会、テーマに沿った本を持ち寄る会なんかもあります。
前は私もちょこちょこ参加していたのですが、コロナになってから通っていた読書会が完全オンライン化し、参加できなくなってしまいました。参加したらいいじゃんと思われるかもしれませんが、私にはオンラインで初対面の人と会話する力が欠如していますし、画面に映った自分のツラを長時間おがむ胆力もありません。あまりにもハードルが高すぎます。
でも読書会はしたい。本のことを語り合いたい。
そこで思い至ったんです。
ひとりでやればいいんじゃんって。
またかよと思われるかもしれないけど、だって東京に友達がいねーんだもんよ!!!!おい!!ならお前らが私と遊んでくれんのかよ!!?!?遊んでくれねーだろうが!!!!
というわけで、前々からやってみたかった読書会を開催することにしました。
その名も、テニプリキャラの好きな本読書会!
こちらの読書会は、毎回課題本が設定される形式です。ファンブックに記載されているキャラの好きな本から、主催者(私)が1冊本を指定するので、会員(私)はそれを読んだ上で参加することになります。この読書会の目的は、キャラの好きな本を通じて、皆(私)でそのキャラについて考え、解釈を深めていくことです。
というわけで、先日第1回目の読書会が無事開催されましたので(脳内で)、その様子をお見せいたしますね!
第1回目の課題本はこちら!
こちらは新テニ23.5巻で更新された幸村くんの好きな本です。
それではどうぞ。
読書会スタート
ジェシー「本日はお集まりいただきありがとうございます。それでは読書会を開催いたします!」
パチパチパチ(拍手)
ジェシー「今日は記念すべき第1回目ということで、皆さん初対面ですので自己紹介からお願いしたいです。まず私から。この会の主催をしています、好きな男は白石蔵ノ介です。よろしくおねがいします!じゃあ時計回りに、お願いします」
那々緒「こんにちは!氷帝学園3Aで、テニス部の女マネをやってます。委員会は報道委員です!」
たっちゃん「はじめまして、たっちゃんです。千石清純の幸せを願う腐女子です。今日はよろしくおねがいします」
サイトウ「皆さんはじめまして。立海大附属出身、柳蓮二の女仕草が得意なサイトウと申します。よろしくお願い致します」
EMIKO「EMIKOっていいます!赤也が好きです!」
ジェシー「なるほど、皆さん色々な思い込みがあって良いですね!自己紹介ありがとうございました」
パチパチパチ(拍手)
ジェシー「ちなみにメタ発言になりますがこれらは全て私の過去のハンドルネームであり、当時の性格を反映しています。読み終わったのち皆さんは記憶を焼き切っていただけますと幸いです。」
ジェシー「…えー、では始めてまいりましょう。第1回目の課題本は、幸村精市さんの好きな本『夜間飛行』を設定いたしました。正直なところ、みんなジャンルや作者名で答えていたりして…幸村くんのようにはっきりタイトルまで答えてる人が少なかったので選んだ次第です」
サイトウ「集英社から出てるファンブックには、なかなか他社の書籍タイトルを載せるのは難しいですよね。」
ジェシー「今後曖昧にぼかされているものや、大きくジャンルで回答しているものは、こちらで1冊書籍を選んで課題本として設定していく予定です。」
那々緒「跡部様だったらシェイクスピアの戯曲とかトールキンの著作って書いてあるから、その中から1冊選ぶって感じかな?」
サイトウ「柳さんだったら、夏目漱石や泉鏡花、川端康成の中から1冊指定という感じでしょうか」
ジェシー「そうなりますね。では、これから読書をした感想や、幸村くんについて思ったことなどあれば話していただきたいのですが、一つだけルールがあります。」
たっちゃん「ルール?」
ジェシー「それは、相手の感想を否定しないことです。人の数だけ意見があります。特にこの読書会は、キャラの好きな本を通じて、皆でそのキャラについて考え、解釈を深めていくことを目的としています。は~解釈違いだわなどと切り捨てず、キャラを深く知るための手立てとして受け止めてください」
EMIKO「え、じゃあ意見とかも言えなくない?」
ジェシー「その部分は私はこう解釈しました~みたいな言い方であれば大丈夫ですよ!それは違うでしょみたいな言い方はやめてねってことで」
EMIKO「了解っす!」
ジェシー「ではまず私から簡単に感想を。えっと、私はサンテグシュペリってベタに星の王子さましか読んだことなかったので、夜間飛行も同じ方向性のロマンチックな物語だろうと勘違いしてたんですよね。でも思いの外リアリティのある作品で驚きました。ところどころ挟まれる情景描写の美しさなんかは共通してるんですけど」
たっちゃん「あ~私も星の王子さまと混じって、今回読むまでずっと星間飛行だと思ってました~」
ジェシー「オタクあるあるですよね~。でもそんなこと考えてたのが幸村くんに申し訳ないくらいの作品で…。主人公のリヴィエールの信念は、当時の立海のあり方にすごく通じるものがあるなと感じて、読んでる間ずっと立海のことを考えてしまいましたね…」
サイトウ「あっそれについては私もそうだったので、ぜひ皆さんの意見が聞きたいです…!」
ジェシー「では、順番に感想など聞きながら話し合って行きましょう、次、那々緒さんお願いしていいですか?」
那々緒「はーい、えっとジェシーさんもリアリティって言ってたんですけど、飛行機に乗っている時の描写がとにかく臨場感があって、読んである間ちゃんと地に足がついてるかなってソワソワしちゃいました」
EMIKO「たしかに嵐にあったとことかすごく怖かった~目の前に映像が見えるようだったってゆうか」
那々緒「幸村がこの作品を好きって前提で読んだからだと思うんですけど、あたしは幸村はリヴィエールに共感しながら読んでたのかなあって思いました。リーダーとして立海を引っ張っていくためには厳しくしないといけないみたいな。そんな感じです!」
たっちゃん「…なるほどです~」
ジェシー「じゃあ次たっちゃんさんお願いできますか?」
たっちゃん「私がこの物語で特に印象に残ってるのは、冒頭の光の情景描写の美しさと、ファビアンが嵐に巻き込まれてからの闇の中の描写の恐ろしさです。美しいパタゴニアの風景を見せつけられたからこそ、より一層何も見えない嵐に恐怖を感じたというか…コントラストの効果を強く感じましたね」
サイトウ「ああなるほどそこは特に意識してなかったですね…対比構造なのかな…」
たっちゃん「あの、それで…幸村さまについてなんですけど、私の中で幸村さまって長年魔王だったんですよ…」
EMIKO「あたしも~!ユッキーは魔王!」
ジェシー「(で、出た~~二次創作のあるあるノリだ~!)そうなんですね~…」
たっちゃん「厳しくて強くてパワーSで…でもなんか、夜間飛行を読んでからキャラソンを聞き直したりプロフィールを読み直したりしてたんですけど、本来の幸村さまってめっちゃ穏やかな人なのではと思い始めて…」
サイトウ「許斐先生もテニス以外では穏やかな人だよって言ってましたもんね」
たっちゃん「ルノワールが好きだったり植物を育てるのが好きだったり、幸村さまって暖かで鮮やかな光の世界に住んでる人だったんじゃないかって思い直すと、パタゴニアの光景ってまさに幸村さまの好むものかもしれないって感じたんです」
サイトウ「特に冒頭文は光が象徴的ですよね。ルノワールも光と色彩の画家と呼ばれているし…」
たっちゃん「そこから闇でもがくファビアンの姿が、私にはどうも…幸村さまが病気になってもがいている姿と重なってしまって…私が今まで見てきた幸村さまは本来の幸村さまの姿じゃなくて、もがいていた頃の幸村さまだったのかもしれない…本来、幸村さまは暖かな光の世界に生きる人だったのに…」
ジェシー「………」
サイトウ「……………」
EMIKO「あの~…今ので思い出したんですけど、40.5巻にユッキーの作文載ってたじゃないですか~…」
サイトウ「(スッ)持ってきてますよ。引用しましょうか」
「生きるを見つめた8ヶ月」 幸村精市
わけのわからない不安に押しつぶされそうになった夜が、幾度もありました。何で僕なんだろう。何で僕は今、ここにいるんだろう。耳をついて離れない、あの無慈悲な病の宣告。僕からテニスを取ったら、もう何も残らない。どんなに明るくても空は暗く、僕にとって未来という言葉は絶望と同じでした。けれどそんな時、友が言ったのです。「お前と俺との約束だ」と。
40.5巻より
たっちゃん「ゆ、幸村さま……」
ジェシー「…”不安に押しつぶされそうになった夜”、”どんなに明るくても空は暗く”かあ…幸村くんの世界が暗くなってることを現してるようですね…」
たっちゃん「……なので…、私はどっちかというと幸村さまはファビアンへの共感のほうが強いかなって思ったんです、スミマセン那々緒さんとは意見が違うのですが…」
那々緒「いえ…。しんみりしちゃいました…」
ジェシー「じゃあ、次サイトウさんお願いしていいですか?」
サイトウ「はい、私がこの作品の面白いと思ったポイントは時間の明示法です。たった一晩の出来事ながら、非常に密度が濃いんですよね。三機の飛行機がブエノスアイレスに向かう中、時間を追ってリヴィエールの心情が丁寧に描かれることで、より読者に臨場感を与えているように感じました。特に彼の心情の揺れ動きには注目したいところです」
ジェシー「と、言うと?」
サイトウ「リヴィエールの態度は非常に厳しいものです。ですが、それは飛行機事故を防ぐため、部下の命を背負うものとしての責任がそうさせている。私はここに真田を感じたんですよね…。これから光文社古典新訳のほうの『夜間飛行』におけるの訳を引用したいのですが、以下はリヴィエール飛行機を待つ際の心境です」
どこかの空で郵便機が闘っている。病と闘うように夜間飛行がつづいている。だから夜を徹してつき添ってやらなければならない。
サイトウ「真田は、さっき引用された幸村くんの作文にもありましたけど、約束のため、3連覇のために立海を鉄の掟で厳しく律し、幸村くんを待っていたじゃないですか。それが暗闇をもがく幸村くんにとってどれだけ心の支えになったんでしょう。幸村くんがこの下りを読んだとき、リヴィエールに何を感じたでしょう。私は、真田を思い出したんじゃないかと考えました」
那々緒「でも、全国立海の時の幸村くんも相当厳しかったと思うんですよ、動きが悪すぎるよとか言ってるし、テニスでは厳しい人じゃないですか。やっぱり真田じゃなくてリヴィエール=幸村じゃないかなあ」
ジェシー「あくまで幸村くんの好きな本という設定ですし、立海はこの物語を踏襲しています!っていう設定ではないから、はっきりとイコールで結ぶのは難しいんじゃないかなぁと私は思います。現に私は『夜間飛行』に出てくるリヴィエールに共感するところもありましたし、身近な人を思い起こしたりもしました。そして、そうした部分を含めてこの作品を好きだと感じています。だから、サイトウさんや那々緒さん、たっちゃんさんの意見が違うというよりは、幸村くんを通して作品を見た時の角度が違うってことじゃないでしょうか」
たっちゃん「私はファビアンに共感したんじゃないかって考えたけど、要するに、幸村さまはファビアンやリヴィエールに共感もするし、真田を思い出したりもするし、そういうのを含めて幸村さまの心を動かしたんじゃないかってことかな?」
ジェシー「じゃないかなって私は皆さんの感想を聞いていて思いました。最初私はなんとなーく厳しさで縛られてる郵便会社のあり方が立海っぽいな~って感じただけだったんですが」
EMIKO「じゃあ最後あたし良いですか?まず最初に言いたいんですけど、ぶっちゃけ何言ってるかわかんないとこいっぱいありました。あとそもそも郵便配達って命かけることですか?リヴィエールがそのことなんかごちゃごちゃ考えてたけど意味不明でした」
サイトウ「えーっと…たしかにごちゃごちゃと考えてるといえばそうなのかな。個人的幸福と永遠性についてですよね」
EMIKO「その言い回しからして意味不明なんすけど…」
サイトウ「えっと、リヴィエールが何度か体調悪いなあとか老いたなあとか考えるシーンあったじゃないですか。リヴィエールは仕事ために自分の人生のあらゆる個人的幸福を押しのけて生きてきたんですよね、そうして残るものってなんだろうって悩んだり、パイロットやその妻たちの個人的幸福を奪ってまでこの仕事は意味のあるものなんだろうかって悩んだりして、でもそうした幸福って、死ねば終わりなわけで」
EMIKO「はあ」
サイトウ「今日安全に夜間飛行ができているのは、郵便飛行で命をかけてきた先人たちのおかげですよね。リヴィエールは、死ねば消えてしまう個人的幸福よりも、未来へ残る永遠性ある行為を求めたってことじゃないでしょうか?」
EMIKO「じゃあ今のところ私って死んだら何も残んないのかな…はあ~~。あと、皆はわりと好意的だったけど、はっきり言ってリヴィエールまじで厳しすぎません?もう一番そこが印象的っていうか、こんな上司いたらまじでやばいでしょって思っちゃって」
那々緒「たしかに現代の普通の会社にいたらやばいし訴えられると思うよ」
EMIKO「特に引いたのが、監督がパイロットと仲良くしてたのを罰したところ、まじやばいと思いました。仲良くしてただけなのに理不尽すぎる」
ジェシー「でもリヴィエールはパイロットの命を預かっているから責任があるんですよ」
サイトウ「馴れ合いから仕事に緩みや綻びが出たらとたんに死に繋がりますもんね」
EMIKO「馴れ合い…」
サイトウ「あと、それをパイロットもちゃんと分かってると思いますよ、p70
リヴィエールとその配下の操縦士たちは、心の奥で人知れぬ友情に結ばれていた。結局彼らはすべて、同舟の輩であり、打勝とうとする同じ欲望に燃える人たちだった。
ってくだりにもそれが出てると思います。リヴィエールとパイロットは掟を心で共有してるんじゃないでしょうか」
EMIKO「馴れ合いじゃなく…?」
那々緒「…!独りでもなくて…?」
たっちゃん「厳しさを…?」
ジェシー「共有することを…!?」
サイトウ「方法論としてきた……!?!?」
全員「「「!!??!?!?!?!」」」
ジェシー「つまりリヴィエールとパイロットは立海ヤング漢だった…?」
那々緒「改めて豪華絢爛の歌詞を読むともうそれにしか思えなくなってきた」
サイトウ「欧州便パイロットっぽいさもありますよね…」
たっちゃん「いや~あの欧州便のパイロットめちゃくちゃカッコいいですよね…っていうか改めてこの歌詞、大天才すぎでは…?」
ジェシー「ぜったい鳥海雄介さんな気がするあの人がいなければ白石くんアルバムはありえなかった…ぜったいそう…この天才な歌詞は…」
那々緒「アッ!やっぱり鳥海さんだ!!」
ジェシー「ホラ~~!この方に夏のボーナスを5億円あげてほしい!!!異論ある!?」
全員「「「異論 異論 異論はないだろ~~~~!?!?!?↑↑」」」
サイトウ「本当なら通信がとぎれていくシーンの物悲しさとか、リヴィエールの悲しい背中について語るつもりだったけど、なんか全部ふっとんでしまった…」
那々緒「今もう頭には豪華絢爛しか流れてないし、ファビアンが乗った飛行機は太陽が燃えてるあの向こうへ飛んでいって勝利したっていう結論で良い気がしてきました!」
EMIKO「ファビアンはどこまでも上昇するための方程式を見つけちゃったんだね…」
ジェシー「作品の情緒を全部ぶっ壊してないか死ぬほど不安なんですけど…読書会のオチがこれって、あってます…?」
たっちゃん「正解はどこにもないさ~全然~」
那々緒「これは頭の中の世界~~」
全員「「「いつも独りさ DANCING BE MYSELF~~~」」」
おわり
ハノイ4泊5日の旅*
こんにちは!ジェシーです。
蓮二くんとの新婚旅行にハノイへ行ってきましたので、レポを書いていきたいと思います~*✧
※この記事は、10年前に白石くんと結婚式をしたいという欲望で一から結婚式を企画し、その詳細をmixi日記にまとめたところ元級友のギャルからまじで結婚するんだと思われ泣きながらおめでとうと言われた私が、じゃあ今度は柳蓮二と新婚旅行だろと思い至り、全て妄想で組み立てたものです。実際はベトナムに足を踏み入れたことは一度もありません。スミマセン。
私たちの紹介
柳蓮二(28)
柳ジェシ子(28)
蓮二くんが博士課程後期を卒業し収入が安定した2021年4月に入籍。この世界にコロナはないので6月に新婚旅行に行くことに。
日程は6月1日(火)~5日(土)の4泊5日で、羽田からの出発です!
あと書きながらやたら既視感があるなと思ったら、くぅ疲のコピペでした。未だに夢小説のあとがきでキャラと喋ってる管理人いるんだ…って自分でビックリです。読んでいて共感性羞恥などで死ぬ人や解釈違いで死ぬ人もいるかもしれないので、どうか寛容な心で読んでいただけますと幸いです。それではどうぞ!
Day 1
12:20 ノイバイ国際空港 着陸
私「ついた!5時間半のフライトでもなかなか疲れるものだね~」
蓮「そうだな。そう言うと思ってホテルへのタクシー*1は手配済みだ」
私「さすが蓮二くん頼りになりすぎる~~」
蓮「では行こう」
14:00 ソフィテルレジェンドメトロポールハノイ チェックイン
蓮「タクシーで40分。おおよそ計算通りだな」
私「王族用のホテルじゃん」
蓮「ハノイ最高峰のホテルと名高いソフィテルレジェンドメトロポールハノイだ」
私「一人じゃ名前さえ言えないから蓮二くんと一緒でよかったよ…」
蓮「それは良かった。フランス統治時代の名残が感じられるな」
私「わあ…!すごい!おしゃれ~」
蓮「なるほど。ここがサマセット・モームも宿泊したという一室か…!」
私「そんな部屋なの?」
蓮「ああ、お前がスイートルームに泊まってみたいと暴れていたから、俺の趣味もかねてこの部屋にした」
私「はえ~『月と六ペンス』しか読んだことないや」
蓮「そうか、では『お菓子と麦酒』を読むといい。叙情的な描写がお前好みだろう」
蓮「またこのホテルには他にもチャップリンやグラハムグリーンの宿泊した一室もあり、……」
14:30 ホアンキエム湖周辺 到着
私「ものすごく暑いね…」
蓮「ハノイの6月の平均気温は32.6度だからな。加えて湿度も高い」
私「死じゃん」
蓮「くれぐれも水分摂取を怠らぬように」
私「そういえば機内食以降なにも食べてないからお腹すいてきたな」
蓮「では、チェーを食べに行こう」
私「チェー?」
蓮「ベトナムの代表的なおやつだ」
私「甘くて美味しい~!タピオカが入ってる?」
蓮「こちらにはハスの実が入っているようだ」
私「色もカラフルでかわいいね」
蓮「食べながらホアンキエム湖上にあるゴックソン祠に向かうか」
14:50 ゴックソン祠 到着
私「湖上の寺院っていうのはまたオツなものだね」
蓮「そうだな。この赤い橋を渡るというのも風情がある」
私「この亀、書物と剣を背負ってるね」
蓮「ああ、これは文武両道という儒教の教えを描いているらしい。入りては相、出でては将というやつだな」
私「立海大附属の精神と同じだね~!(※私は立海大附属中高出身という設定です)」
16:00 タンロン水上人形劇場 到着
(写真がありませんでした)
私「ほんとに水の上で人形が踊ってる~!すごいね」
蓮「そうだな。話も5分程度の短編ばかりだから元の民話や伝説を知らなくとも分かりやすい」
私「これはさっきのゴックソン祠の還剣伝説かな?」
蓮「金色の亀が剣を渡しているからおそらくそうなのだろうな」
17:10 ハノイ大教会
私「キレ~~!!」
蓮「カトリック教会らしい実に荘厳な作りだ」
私「中には入れないのかな?」
蓮「礼拝に参加すれば入れるようだが、18時から1時間という点を考慮すると、外観を楽しむに留めたほうがよさそうだ」
私「言葉が分からないとねえ。あっこんなところに最後の晩餐のレリーフが」
蓮「ふむ…これは聖書の様々な場面を切り取っているようだな」
私「最後の晩餐か~なんか喉かわいたな」
蓮「ではホテルへ帰りがてら、コンカフェにでも寄ってみるか」
17:40 CONG CAPHE 着
蓮「コンカフェはハノイ発祥のカフェチェーン店だそうだ」
私「へ~なんだかノスタルジックというかアーミーな雰囲気だね」
蓮「かつてのベトナム共産党のプロパガンダをコンセプトとしているらしいからな」
私「へえ~!(分かってない)」
18:45 ホテル 到着
蓮「明日に備えて今日はホテルで夕食を取ろう。19時から予約してある」
私「ヤッタ~!」
蓮「では着替えて行こうか」
19:00 ホテル内レストラン スパイスガーデンで夕食
私「ここでベトナム料理が食べられるんだね。おしゃれ着を持って来ておいてよかったな」
蓮「ベトナム料理の伝統をフランス風に再定義、ということだそうだ」
私「へ~じゃあお外で食べるベトナム料理とはまた違ったものが食べられるのかな」
蓮「英語のメニューもあるようだが…せっかくだからベトナム語のメニューをもらっておこう」
私「事前に勉強してたもんね~~できる男~~」
蓮「(何やらベトナム語でしゃべっている)」
私「私の夫はほんとに天才だな…」
(フォーを食べながらいちゃつく私達のイメージ画像です)
私「明日は世界遺産を見に行くんだよね」
蓮「ああ。ハロン湾行きの迎えが9時半ごろに来る予定だ」
私「じゃあちょっとだけ時間に余裕があるからホテルのバーに行ってみたいな」
蓮「少しだけ顔を出してみるか」
21:00 ホテル内バー アンジェリーナ
蓮「ここから一つ頼んでみるか」
私「偉人の名言をテーマに作ってるのかな?」
蓮「そのようだな、自分の性分にあったカクテルを見つけようというコンセプトらしい」
私「ほ~…カリスマ、ナルシスト、ナード…」
蓮「"カリスマは買うことができないし、作ることもできない、もちろん偽ることも"」
私「ひーこわ」
蓮「"退屈で死ぬより情熱で死ぬほうがいい。"ゴッホ」
私「うーん…"群れの中の一人よりオタクでいるほうがいい。"…これかなあ?」
蓮「こちらはどうだ?楽観主義者。それは一歩前進したあと一歩後退することは災難ではなく、ダンスだと考えられる人」
私「それ私から一番遠くない…?」
蓮「たまに思いつめすぎるところがあるからな。少しは荷をおろしてもいいんじゃないか?」
私「れ、蓮二くん…(感涙)」
ちなみに蓮二くんは劇作家ニール・サイモンのカクテルをオーダー。ああいう感情の紙一重さみたいなものに興味があるのでしょう。
こうして夜は更けていくのでした。1日目終了。
今日歩いたルート
Day 2
7:30 ホテルで朝食
(引用元:https://www.sofitel-legend-metropole-hanoi.com/gallery/)
私「昨日見てどうしてもテラス席で朝食食べたかったから嬉しいな~」
蓮「朝だからさほど暑くなくてよかったな。日中ではテラス席は厳しいだろう」
私「朝はフォーがしみるね…」
9:30 ホテルに車がお出迎え
これに参加します。イメージを掴んでください(強要)。
私「ここから車で2時間半か~」
蓮「かなり距離があるからな。眠かったら寝てもいいぞ」
蓮「そうか、ではまずモームの生い立ちから……」
12:00 ハイフォン湾に到着
私「ふー車乗ってるだけで結構疲れちゃったけど、むしろここからなんだよね」
蓮「ああ、今からクルージングでハロン湾に向かう」
私「しばらくはお昼ごはん食べたりしてのんびりしよっか」
蓮「ああ、ほらウェルカムドリンクをもらったぞ」
私「わ~い!」
蓮「あれは香炉島だ、20万ドン札の裏にも載っているだろう」
私「ほんとだ~」
蓮「香炉島の形、いかならむ」
私「…(スッ)」
蓮「香炉島の形はお札をかかげて見る。ふむ。よく出来ました」
15:00 Ba Trai Beach到着
貼れる写真がないのでこちらをご覧ください
私「天国じゃん」
蓮「カヤッキングもできるらしいから参加しに行こう」
私「溺れたら助けてね」
19:00 クルーズ船内でディナー
私「これから結構時間があるね」
蓮「そうだな。船上にサンセットバーがあるからそこで何か飲むか」
私「そのあとは暇だから豪華客船探偵ごっこしよ~」
このあとはイカ釣りと豪華客船殺人事件ごっこ(私が死体役で蓮二くんが探偵役です)をして寝ました。
Day 3
6:00 室内にて
蓮「サンデッキで太極拳ができるらしいが、お前も参加するか?」
私「うう…蓮二くんが太極拳してるのは何か似合うから見たいけど起きれないよ…」
蓮「では一人で行ってこよう。7時から朝食だから、終わったら起こしに来る」
私「ありがとう……………」
7:30 ティエンクン鍾乳洞
蓮「ティエンクンはベトナム語で天宮という意味だそうだ」
私「ちょっと日本語に近いね」
蓮「どちらも中国語の影響を受けているからな。日本語の音読みに近いものも多い」
私「なるほどねえ…ハッあれはガイドさんの言ってた触るとご利益があるというおっぱい岩では…」
蓮「確かガンガラーの谷*3にも似たようなものがあったな」
私「あ、私あれ触ってきたよ。写真みたい?」
蓮「受け取り方によってはセクハラになるぞ」
9:00 スンソット洞窟
蓮「スンソットはびっくりという意味らしい」
私「びっくり洞窟」
蓮「そうだ」
私「うわっ広!!こわ~!」
蓮「驚けたようで何より」
私「山口の秋芳洞も面白かったけど、そっちよりもはぐれたら終わり感が強い」
蓮「絶対にはぐれないでくれ」
12:00 下船
私「ここからまたハノイ市内まで2時間半か~」
蓮「モームの話の続きでもしようか」
私「あれだけ話したのにまだあるの?」
15:00 ハノイ市内着 パンパシフィックハノイ チェックイン
(引用元:https://www.panpacific.com/ja/hotels-and-resorts/pp-hanoi.html)
私「キレイ~!レイクビューだ!」
蓮「あのチャンクオック寺をはさんで、東がチュックバック湖、西がタイ湖だ」
私「部屋から湖が見えると清々しい気持ちになれるねえ」
蓮「そうだな」
私「明日の朝はタイ湖を見に行くんだよね?」
蓮「ああ。明日は早起きになるから、今日は旧市街地をゆっくり散策するか」
17:00 旧市街地さんぽ
私「ここが旧市街で有名なドンスアン市場か~」
蓮「ここから一昨日泊まったホアンキエム湖あたりまで、週末はナイトマーケットが開催されるらしい」
私「今日は木曜日だから無いのかー残念」
蓮「スリには注意とガイドブックにあってな…お前は一度イタリアでスリに遭っているだろう」
私「すぐ気づいて振り返ったらゼロ距離にスリがいたけど、まあ怖くてなんにも言えなかったね…(実話)」
蓮「そういうわけでやめておこう」
私「わ~ドライフルーツがたくさん売ってる!」
蓮「ドライフルーツ通りというらしい」
私「お土産にレモンの塩漬けを買っていこ~っと」
蓮「あちらは漢方通りがあるらしい、行ってみよう」
18:00 Sente the flavour of lotus でディナー
私「写真どおりボタニカルでおしゃれなレストランだねえ」
蓮「ここはジェシ子が予約してくれていたのだったな」
私「うん!全てのメニューにハスをつかってる珍しいお店なんだって」
蓮「なるほど、それは興味深い」
私「明日は蓮二くんのお誕生日だし、まつわるものをと思って」
蓮「ありがとう。メニューも面白いものばかりで楽しみだ」
私「蓮根、サクサクしてクリスピーで美味しいね」
蓮「そうだな、こちらのハスの茎と豆腐の生春巻きも面白い」
私「ハスの実ってほっくりしてておいしいね」
蓮「ドライフルーツにされていたから、帰りがけに買ってみるか」
私「ハス茶も買って帰ろ」
21:00 ホテル着
私「夕食おいしかったね」
蓮「ベトナムが国花である蓮を大切に思っていることが伝わるようだった」
私「ハス茶も蓮の実もお土産に買えてよかったね」
蓮「ああ。明日は4時半起きだから、今日は早めに寝よう」
私「4時半!?タイ湖にいったい何があるというんですか?」
蓮「それは着いてからのお楽しみだ」
22:00 就寝前
私「あ、22時だ、日本では0時だね。蓮二くんお誕生日おめでとう」
蓮「ありがとう。共に過ごせてよかった」
私「明日も楽しみだね」
私「こっちの22時は日本の0時だからツイートしとこ…」
蓮二くんと誕生日いっしょに過ごしてます~また報告しますね~取り急ぎ
— ジェシー (@kts4) June 3, 2021
Day 4
4:30 起床
私「ぐええ~…」
蓮「タクシーを呼んでいるから、なんとか頑張ってくれ」
私「はい…」
5:00 タイ湖北部 Hồ Sen Hồ Tây 到着
私「こ、これは……」
蓮「蓮湖だ。夜明けと共に開花するところを、お前と見たかった」
私「………」
蓮「泣いているのか…」
私「れ、蓮二くん…柳蓮二…良い名だね…自分の名前は大事にね…誕生日おめでとう…」
蓮「情緒不安定な銭婆か。それに」
蓮「もうお前も柳だろう」
私「うっうっ…いざ覚悟しなPrettyboy一蓮托生で行こうぜ…ハッピーバースデー…」
蓮「まだ今日はこれからなのだからそう泣くな。あそこでアオザイをレンタルして写真でも撮らないか?」
私「えっ撮る~!」
蓮「頼めばプロに写真を撮ってもらえるらしい」
私「蓮二くんのアオザイも見たすぎるのでどこかで絶対に買って帰ろう」
蓮「泣いてとれてしまった化粧も直してもらえるようだぞ」
6:50 ホテルに戻ってブッフェ
私「次はホーチミン廟に行くんだよね」
蓮「ああ。開館と同時に入場しないとかなり混むようだ」
私「じゃあこのフォー急いで食べないと…」
蓮「タクシーを手配しているから、7:15には出るか」
7:30 ホーチミン廟
蓮「あの屋根は蓮をかたどっているらしい」
私「やっぱり大事な花なのだねえ」
蓮「日本においても仏教的に重要視はされているが、こちらではより文化に深く根ざしていると感じるな」
私「ここにはホーチミン主席の遺体が安置されてるんだっけ」
蓮「ああ。この技術はレーニンに初めて施されたもので、毛沢東と3人で合わせて世界三大保存遺体と呼ばれているらしい」
私「蓮二くんは中学生のとき中国には行ってたよね。ロシアもいつか行ってみたいなあ」
8:30 ホーおじさんの家
私「ホーチミン廟から徒歩5分でつくんだね」
蓮「高床式でリゾートのような雰囲気があるな」
私「でも中は意外と調度品が少なめだね、庶民的というか」
9:15 一柱寺
私「蓮池に囲まれて、お寺の形も蓮みたいだね」
蓮「李朝の太宗は、蓮華の上で子どもを抱いた観音菩薩の夢を見たあと、まもなく子どもを授かったという。太宗は感謝の意を表すためにこの寺を建立したそうだ」
私「なるほど、だから子宝祈願のスポットになってるんだ。ところで李朝とは…」
蓮「1009年から1225年までベトナム北部に存在した王朝だ。首都は昇龍(タンロン)。現在のハノイだ」
私「世界史で覚えたこと、受験が終わった瞬間すべて忘れてしまった」
9:30 ホーチミン博物館
私「あ!ホーチミン像だ。ここはホーチミンの生涯がわかるんだっけ」
蓮「ああ。どうもお前はベトナムの歴史を忘れているようだから、博物館を巡りながら解説していこう」
11:00 文廟
蓮「ここはベトナム最古の大学が開設された地だ」
私「あれ、ここなんか見たことあるな」
蓮「10万ドン札に描かれているからな。奎文閣(けいぶんかく)と言う」
私「えーっとこの石碑って世界遺産なんだっけ?」
蓮「それは世界記憶遺産に登録されているらしい。科挙の合格者の名前と出身地が刻まれている」
私「蓮二くんも当時生まれてたら科挙とか一発合格してたんだろうな」
蓮「さあ、どうだろうな」
私「そんで王佐の才*4とか言われるの」
蓮「どうでもいいが荀彧は科挙ができるずっと前の人物だぞ」
12:00 コトでランチ
コト 困窮した若者を支援するNPO法人によって運営されているホーチミン廟近くのレストラン
「朝からずっと歩いてるからちょっと疲れてきたね」
「そうだな、このあとベトナム美術館とタンロン遺跡を回る予定だったが…どちらかスキップするか」
「どっちも捨てがたいけど、遺跡は捨てがたいなあ…」
「では午後からゆっくり遺跡を回るとしよう」
14:00 タンロン遺跡
蓮「ほとんどのベトナム諸王朝が昇龍(タンロン)を首都としていたため、各時代の遺跡がここに残っているという」
私「へ~京都に各時代にちなんだ名所があるみたいなものかな」
蓮「ちなみに昇龍(タンロン)がハノイという名称に変わったのは1831年のことだ」
私「えっ私の誕生日(8月31日です)みたいじゃん!」
蓮「ああ、それで俺も覚えやすかった」
私「キュン…蓮二くん今日は誕生日おめでとう」
18:00 1946モッチンボンサウでディナー
伝統的なベトナム料理や田ガニ鍋が食べられる店。めちゃくちゃ美味しくて有名らしいのですが、HPにアクセスすると何故かクリックするたび爆発音がするので気をつけてください。
蓮 「バナナの花とは初めて食べるな、思いの外うまい」
私「バナナの花と肉の SA・RA・DA 不思議ね~♫*5」
私「そういえば真田くん元気?」
蓮「ああ、先日誕生日プレゼントに無上純黒*6という上質な墨を贈ったら喜んでいた」
私「よかったね~このバナナの花サラダの写真送ってあげよ」
蓮「最終日の夜にいい店に来た」
私「そうだね、googleレビューに書いてあったんだけど、ベトナムの人がお祝いに行くお店なんだって」
蓮「新婚旅行にふさわしい店というわけだ」
私「ウフフッ蓮二くんの誕生日にふさわしいってことだよっ」
20:30 ホテルのルーフトップバー・サミットで夜景を見る
私「綺麗~!テラス席を予約していてよかったね」
蓮「そうだな。最終日に設定して正解だった」
私「あっちがタイ湖、こっちがチュックバック湖」
蓮「よく出来たな。これは方向音痴なジェシ子でも分かりやすかったか」
私「さすがにこれだけ大きさに違いがあったらわかるよ~」
蓮「それは失礼。これだけ夜景が綺麗だとビールがうまいな」
私「蓮二くんが飲んでるのはハノイのビール?」
蓮「そうだ。フルーティーで飲みやすい。飲んでみるか?」
私「うん。…ほんとだ!いつも飲むビールより飲みやすい」
蓮「おそらくエールの一種なんだろう」
私「お礼に私のグラスホッパー飲む?」
蓮「付け合せに合わないようだから遠慮しておく」
私「蓮二くん、私ハノイ旅行とっても楽しかったよ。一緒に来られて良かった」
蓮「ああ、俺も同じ気持ちだ」
私「明日で帰国なんてあっという間だったなあ」
蓮「そうだな。だが、共に過ごす人生は始まったばかりだ」
私「蓮二くん…」
蓮「これからも、末永くよろしく頼む」
HAPPY BIRTHDAY~♫
Day 5
8:30 旧市街 ホアンキエム湖近くで朝食
蓮「朝食はバインミーにしよう」
私「バインミー?」
私「おいし~!バインダーっぽくて覚えやすいね」
蓮「?」
私「にしてもついに最終日か~」
蓮「名残惜しいが旅行はおしまいだ。帰るまで土産物を見ながら旧市街を散策しよう」
私「空港にはお昼前に向かう感じかな」
9:00 旧市街のお土産やさん巡り
私「Ajisaiだって!紫陽花っぽい看板だけど日本語なのかな?」
蓮「ここは日本人向けの土産物屋のようだな」
私「え、すごい!入ってみよう」
私「名物のバッチャン焼きだ~!私ほしかったんだ」
蓮「バッチャン村には行けなかったからな。買って帰ろうか」
私「おそろいのカップが出来るね、やった~」
蓮「こちらのベトナムコーヒーは自分用に買って帰るとするか」
私「あ!このMAROUってチョコレート、ガイドブックに載ってた!」
蓮「2階もあるようだぞ、行ってみよう」
私「待って!アオザイのレンタルしてる…!」
蓮「昨日したじゃないか」
私「私はいいんだよ!蓮二くんだよ!頼むよ~~着ておくれ…男性用もあるってよ…」
蓮「気恥ずかしいのだが…」
私「ほら、レンタルしてシクロで市内散策してみましょうって書いてあるよ」
蓮「もうそこまでの時間もないだろう」
私「記念写真を撮るだけでもいいから…一生のお願い…」
10:00 アオザイを着てシクロに乗った写真だけ撮ってもらう
絵が描けないので想像力で補完してください。
11:00 ノイバイ国際空港着
私「最後にすごくいい思い出が出来てよかったよ」
蓮「そうか、それは良かった。それはそうと腹は減っていないか?」
私「お腹はいつも空いてるよ」
蓮「では登場前にあちらでブンチャーでも食べていこう」
私「ブンチャーって?」
蓮「ベトナム風のつけ麺だそうだ。中に肉が入っている」
私「炭火焼きのお肉おいしい~にんにくと唐辛子を足すっていうのもいいね」
蓮「俺はこの葉とライムを沢山乗せて食べるところが気に入った」
私「いい国だったなあ…ベトナム…」
15:00 離陸
蓮「あっという間だったな」
私「ありがとうベトナム…ありがとうハノイ…ありがとう蓮二くん…」
蓮「こちらこそ。まだまだ回れなかったところが沢山ある。いずれまた来よう」
~HAPPY END~
でも全部妄想なんだよね。
あ゛ああ~~~~~~~!!!!!!!!!!!(頸動脈を掻っ切る)
いつか、いつかほんとに行くんで…ハノイ…
おわり
参考文献
・地球の歩き方編集室『aruco 29 ハノイ 2021年〜2022年版』地球の歩き方,2020
・地球の歩き方編集室『地球の歩き方 ガイドブック D21 ベトナム 2021年~2022年版』地球の歩き方,2020
・西澤智子『3泊5日のハノイ旅ガイドBOOK』河出書房新社,2017
*1:ぼったくりタクシーというものが存在するらしいので、旅行会社に相談するor事前に調べておくのが◎ガイドブックにも安全タクシー一覧がよく載っています。
*2:リンク貼っときます。https://d2e5ushqwiltxm.cloudfront.net/wp-content/uploads/sites/95/2020/09/07095955/Angelina-Menu-EN-07.pdf
*3:沖縄にある鍾乳洞が崩壊してできた谷。中におっぱい岩、男根石がある。もちろん触ると安産などのご利益がある。
*4:後漢の荀彧がそう評されていた。三国恋戦記というゲームに出てくる文若(荀彧)が涼し気な目をしたCV竹本英史なのでぜひ皆さんやってもらえませんか?Switchで出来ます。
*6:ほんとにある。https://shoyu-net.jp/?pid=143603482
*7:約140円。現在1000ドンで4.78円